鉄道模型の今昔


鉄道模型は60年前から続けている趣味ですが、途中仕事が忙しい時期は手が出せず
気が付いたら30年以上のブランクが有りました。


 10年前位に定年を機会に趣味を再開しましたが、その時に模型屋さんに行って驚いたのが
模型製品が完成品中心になってその価格が高騰していた事です。

自分が活発にやっていた50年前(学生時代)も完成品は有りその価格は安くはなかったですが
それでも頑張れば手の届く範囲でした。

価格の例を上げると、一般にも人気が有りその分生産数の多かったD51型 蒸気機関車完成品は1970年で高級機15800円、普及機はその半額でした。
50年後の2020年は高級機で20~30万円となり普及機は無くなっています。
物価上昇を考えてもとても買える値段ではないです。

鉄道模型 とりわけ蒸気機関車は手作りの部分が多く、組み立てに数十時間 掛かるので人件費だけで10万を超えるのは無理がなく、かといって中国で 出来るかというと技量・経験が必要なのでこれも難しいという事情が有ります。
 今の日本メーカーは自社で作らずアメリカ向け輸出を手掛けている 韓国メーカーに頼んで作ってもらっているのが現状だそうです。
 それでも10万円は切れない高価なものになっています。
 材料を金属でなくプラスチックの成型にすれば、組み立てが容易になり 中国でも組めるので、そのような完成品を普及機として出している所も有ります。
 プラスチックで作るには型を作成する費用が必要で、それが何百万円から 数千万円掛かり数百台のロットではとても型代が出ません。

 おのずと人気のある特定な機種だけになってしまい、プラスチックの普及機でも 5~6万円はするようになりました。

高額な製品をどういう人が買っているかというと金持ちコレクターか、値上げを 期待しての投資目的だそうです。
金持ちのコレクターは、時間や腕を金で買うという感覚なので理解できますが
投資目的というのにはあきれてしまいます。

鉄道模型は他の模型と違い走らせて、鉄道全体の動きを楽しむのが目的なのに
投資の人は、埃が付いたり汚れが付くのを嫌って買ってから箱から出さずにその
まましまって置くそうです。
 これでは模型がかわいそうです。



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